優秀人材の採用に効果あり!結果にコミットするスカウトメールの書き方とは
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採用活動において、優秀な人材を獲得するための手段は数多くあります。「求人広告を掲載する」「人材紹介会社に依頼する」といった手法も有効ですが、候補者に直接スカウトメールを送れる媒体を使って、本当に欲しい人材にアプローチするという方法もあります。今回は、このスカウトメールを使って、効率よく候補者を集める秘訣をご紹介します。

魅力的なスカウトメールを作成するには4つのポイントがあり、そのどれもおろそかにしてしまってはいけません。今回は、多くの企業やヘッドハンターからスカウトメールを受け取っているような優秀な人材が、思わず開封し、返信したくなるようなスカウトメールの書き方をご紹介します。

1. 件名の“25文字”にこだわる

一般的に、スカウトメールは相手に開封されて初めて機能を発揮します。しかし、優秀な人材は多くのスカウトを受け取っている可能性が高く、件名だけで読み飛ばしてしまうケースも多くあります。「件名」は、相手の目に留まるかどうかを決めるキャッチコピーです。25文字から30文字で長すぎず、興味を引く内容にしましょう。

差別化を図る方法の一つとして、候補者の経歴のなかに記載のある、具体的な数値を盛り込むという手法があります。たとえば「●●様の13年に及ぶ営業経験にふさわしいポジションをご案内します」など、職務経歴書のなかで特に興味深い社歴・経歴を、経験年数や実績・成果などから具体的に、数値を織り込みつつ記載します。具体的なポジションや会社概要はメール本文で説明するとして、あなたの経歴をきちんと見ていますと件名でアピールすることは、スカウトメールの開封率を高める有効な施策だといえます。

<良い例>

「◆限定公開◆ ●●社で、●●の経験を重ねてきたあなたへ」

※ 具体的な社名、業種・職種名を出すことで、興味を喚起させている

<悪い例>

「●●様の経歴を拝見しスカウトをお送りいたします」

 ※ 定型的な件名に見えてしまい、他のスカウトメールに埋もれる可能性が大

2. 本文でもまず要件を簡潔に、自己紹介もコンパクトに

まず自分がどんな会社で、どういう立場にいる人間なのかを伝えます。その後はまず「今、どういうポジションを求めているのか」を簡潔に伝えましょう。会社としての強みや現状の課題なども大切な情報の一部ですが、初めてスカウトされた企業から魅力を延々とアピールされても、読んでいる途中で離脱してしまう可能性が高いです。また、自己紹介が長くなる場合は、前置きとして「以下、少々長文ですが、価値観の擦り合わせのため、お読みいただけましたら幸いです」など、自己紹介の目的を語っておきましょう。

<良い例>

はじめまして。突然のお声掛け、失礼いたします。

私、株式会社●●の人事担当、●●と申します。

今回、ぜひ●●様に当社の●●職マネージャーとして活躍していただきたいと思い、ご連絡させていただきました。当社は創業以来20年、右肩上がりで成長を続けてきたIT企業です。今後3年間で事業規模を現在の倍にすべくチャレンジを続けております……

採用したいポジションや会社紹介をコンパクトにまとめてアピールしている

 

<悪い例>

はじめまして。

株式会社●● 人事担当の●●と申します。

当社は創業以来20年、右肩上がりで成長を続けてきたIT企業です。今後3年間で事業規模を現在の倍にすべく、ITのみならず、飲食業をはじめとする異業種にも積極的にチャレンジしています。おかげ様で業績は好調に推移しており、直近では130%成長を記録しました! こうした背景を受け、現在中途採用を積極的に推し進めています。

自社アピールに多く字数が割かれる一方、募集要件について触れられていない

3. 経歴と求人を結びつけるストーリーを明確に

これまでの経歴をどんなふうに生かせる求人なのか、「経歴」と「求人」の2つを結びつける説明が重要です。これが「あなたの経歴を拝見し、当社でその経験を生かせるのではと考えスカウトさせていただきました」という定型文になると、相手は急激に読む気が失せてしまいます。きちんと職務経歴書に目を通したことを感じさせつつ、その上で「あなたを必要としています」と伝えましょう。ここでも具体的な数値や企業名、プロジェクト概要などが含まれていると、スカウトメールを受け取った側の心証は一気に良くなります。

<良い例>

●●様には、新たに立ち上がる営業部のマネージャーをお任せしたく存じます。

●●様のご経歴にあります、これまでに●●の商材を取り扱ってこられた営業経験、そして新拠点立ち上げの際に発揮されたリーダーシップを生かせるチャンスがあると考えております。

これまでの経歴と、募集しているポジションの親和性を伝えている

 

<悪い例>

●●様の経歴を拝見し、当社が求めているポジションに非常に合致したご経験を積まれている方であるとお見受けいたしました。ぜひ当社の営業職(マネージャー)にチャレンジしていただきたく存じます。

具体的にどんな経験・キャリアを生かせるのかについて記載がない

4. 将来像をイメージさせる

スカウトメールによくあるのが、単なる求人紹介になってしまっているケース。どんな活躍に期待しているかも含めて未来のビジョンまで提示することで、こちらの期待度もきちんとアピールすることができます。「●●様のご経歴を生かして、まずは●●、ゆくゆくは●●といったキャリアを実現可能です」といったように、入社後、どんなキャリアを描いてほしいかも伝えましょう。

<良い例>

まずはリーダー、またはサブリーダーとしてのスタートとなりますが、積極的な事業拡大を目指している当社では、今後多くのポストが生まれると考えています。●●様の実績・成果に応じては、半年から1年後にはマネージャー職をお任せする可能性も十分にあると感じております。

将来的なキャリアを明示することで、期待感を持たせることができている

 

<悪い例>

これから先、ますます拡大を続けていくだろう組織において、ぜひ●●様には当社の営業マネージャーとして活躍していただきたいと思います。私たちの会社を大きくしていくために、ぜひあなたのお力を貸していただけませんか。

会社主体の文章で、スカウトメールを受け取る側からはメリットが乏しく感じられる

 

魅力的なスカウトメールを構成する要素は非常にシンプルです。しかし、人材業界全体が売り手市場に突入し、大量のスカウトメールが氾濫している今、小さな工夫やこだわりが返信数や開封率に大きな違いを生むことになります。ご自身で転職サービスに登録してみて、自分に届いたスカウトメールのなかで興味を引かれたもの、開封したくなったものを分析し、相手を振り向かせるスカウトメールは何なのかを考えてみることも、優秀な人材を採用する一歩につながるかもしれません。

 

(文:HRレビュー編集部 大城達矢)

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