人材紹介の市場規模は1,300億円で拡大基調。大企業の7割が利用
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成長中の人材紹介市場は1,300億円(2013年度)
「1,001名以上」の大企業の利用率は7割

キャリア採用のさまざまな方法の中で、2010年以降拡大を続けているのが人材紹介市場です。2013年度人材紹介市場は、前年度比113.0%の1,300億円となっています(2014年度、矢野経済研究所調べ)。求人媒体など他の方法による人材市場規模と比べると数字は小さいですが、成長率が高く、今後が期待されています。

実際の利用状況を規模別で見ると、企業規模が大きいほど利用率は高く、「1,001名以上」では71%に達しており、「301名~1,000名」では64%、「300名以下」では46%と少なくなります。また「利用したことはあるが、今は利用していない」という回答は、どの企業規模でも10%台ありました。「利用していない」比率は規模が小さくなるほど高くなります。

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[1] 人材紹介の利用状況(企業規模別) 

人材紹介による募集数でもっとも多いのは「1~10名未満」
大手ほど高い採用達成率

「人材紹介を通じて募集した人数」でもっとも多いのはどの企業規模でも「1~10名未満」であり、全体の53%を占めています。「10~20名」は9%、「21~30名」は3%です。

しかし、「人材紹介で実際に採用できた人数の達成率」を見ると、企業によってさまざまです。全体の32%は「50%未満」ですが、「70~90%未満」(8%)や「90%以上」(19%)という企業も存在しています。企業規模別に見ると、大手(1,001名以上)ほど他の企業群と比較して相対的に達成率が高いことがわかります。

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[2] 2014 年度に人材紹介で募集した人数(全体) 

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[3] 2014 年度に人材紹介で募集した人数(企業規模別) 

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[4] 人材紹介で実際に採用できた人数の達成率(企業規模別) 

業種によって異なる募集職種
人材紹介で多いのは、「30代前半」(80%)と「20代後半」(68%) 

人材紹介を利用する際の募集職種、役職、年齢層のデータを見てみましょう。全体でもっとも多い募集職種は「営業職」(46%)であり、他を圧して多くなっています。ただ業種による違いがあり、メーカー系では「営業職」(52%)に続いて「生産技術職」(41%)と「研究開発職」(39%)も多く、非メーカー系では「営業職」(42%)と「IT 関連職」(36%)が目立ちます。

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[5] 人材紹介を利用する募集職種(全体) 

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[6] 人材紹介を利用する募集職種(メーカー系) 

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[7] 人材紹介を利用する募集職種(非メーカー系) 

 

役職については「一般社員」がもっとも多く(69%)、役職が上がると減っていく傾向で、「係長・主任クラス」(49%)、「次長・課長クラス」(29%)、「部長クラス」(17%)「役員・執行役員」(2%)となっています。また「1,001 名以上」では他の規模に比べ管理職クラスの募集がかなり多くなります。

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[8] 人材紹介を利用する募集の役職(企業規模別) 

全体で年齢層を見ると、多いのは「30 代前半」(80%)と「20代後半」(68%)。「30 代後半」(53%)と「40 代」(33%)もかなり多い一方、シニアと言われる「50 代」(9%)は少なく、「60 代」(3%)はほとんどありません。また、人材紹介では「20 代前半」(27%)へのニーズは小さいという結果となっています。

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[9] 人材紹介を利用する募集の年齢層(企業規模別) 

(初出:HRプロ 人事白書2015)

 

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