中小・ベンチャーが採用サイトを活用する意義と実践 ~採用サイトの訴求精度を効率的に高める、応募率最大化への具体策~
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求職者が自らインターネットを活用して能動的に欲しい情報を入手するのが当たり前となり、採用サイトが担う役割も重要性を増しています。

事実、株式会社ビズリーチが運営する20代向けレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」の会員に対するアンケート調査でも、企業選びの情報収集の際に、6割が企業の公式サイトや採用サイトを閲覧することがわかっています。

しかしながら、企業の採用サイトが求職者にとっての応募経路として定着する一方で、その重要性を理解しつつも「採用サイトまで手が回らない」「なかなか応募率が上がらない」「予算をかけることができない」という企業も多いようです。

そこで本コラムでは、「求職者の応募から入社までの意思決定を支援する」採用サイトの活用意義をあらためて考えるとともに、上記の課題を解決に導く実践ポイントもご紹介します。

「意識の高い人材の応募から入社までの意思決定を支援する」採用サイトの役割・重要性

求人媒体や人材紹介会社、リファーラル採用、タレントプール、リアルイベント……。

加速するインターネットの進展により、求職者の情報入手経路が多様化するなかで、最初の接点がどのようなチャネルであっても、企業に興味を持った求職者が行き着くのが、企業の採用サイトです。

採用サイトは、各採用施策で接点のあった求職者の受け皿として、検索エンジンからのアクセスやSNSで拡散させたリンクからの流入により、人材に直接アプローチする手段であり、自社に関する深い情報を訴求する非常に重要な役割を担うものです。

モチベーションの高い求職者ほど、対象企業に興味を持った場合、求人媒体など外部に掲載されている限られた情報だけでは飽き足らず、企業検索を行い、採用サイトにたどり着きます。そしてそこに掲載されている情報にしっかりと目を通し、自身の求職ニーズにマッチした企業かどうか、厳密に見極めます。

応募の際には自身が望む環境でキャリアを積むことができるのかを判断するため、面接の前には企業研究のため、内定後は承諾を決断するため……、企業の存在を認知してから入社に至るまでのあらゆるプロセスにおいて、採用サイトは求職者に何度も繰り返し閲覧されます。つまり採用サイトは、情報収集のためだけでなく、他社との比較、意思決定の材料としても利用されるのです。

これらを踏まえ、企業が「自社で働く意義」を深く、制限なく伝えられる採用サイトを活用する意義として、下記のようなことが挙げられます。

<採用サイトの活用意義と期待できる効果>
・活用の仕方次第で、大手企業や競合企業と差別化が図れる
・各採用プロセスで求職者の入社意欲向上や内定辞退防止が可能
・採用ミスマッチや早期退職を減らせる
・知名度の低い企業でも適切なコストで優秀な人材の獲得が可能

事実、先述のキャリアトレックの調査でも、転職先を選ぶときに「事業や戦略への共感」や「スキルが身につく仕事であれば給与が下がっても転職先候補となる」と回答した人が7割以上いるのに対して、6割が会社の知名度を気にしないと回答しています。

「働く場所」としての自社の魅力を深く伝えるために適切なチャネルである採用サイトを、知名度の低い企業や中小・ベンチャー企業が活用する意義は大きいといえるでしょう。

それでは、どのように活用すれば上記のような効果をあげられるのでしょうか。これをひも解く「4つの活用ポイント」をご紹介します。

【活用ポイント1】重要なのは採用ターゲット人材の視点。情報の「受け手」にどう伝わるか

自社の経営理念や社内文化、事業の目的、採用コンセプト、各職種の仕事内容や1日の流れ、先輩社員のインタビューなど、仕事内容が詳細に分かる情報とともに、自社が従業員に提供できる価値「EVP(Employee Value Proposition)」を丁寧に伝え、働くイメージを具体的に抱いてもらうことが必要です。

これを考えるうえで重要になるのが求職者(採用ターゲット、もしくは情報の受け手)の視点です。「誰に」その情報を届けたいのか。採用サイトを閲覧する行為の裏側には、求職者の思いや気持ち、企業への期待や価値観など、求職ニーズに基づく行動があります。

これらを考え、自社の求める人物像を明確に定義付けることが肝要です。採用ターゲットの興味や求職プロセスを考慮し、自社が社員に提供できる魅力を適切なコンテンツで伝えることが、採用サイトで優秀な人材を獲得する第一のポイントになります。

また、最近ではスマートフォンを情報収集ツールとして通勤時間などの隙間時間で転職活動をしている人も増えているので、採用サイトをスマートフォンに最適化するレスポンシブ対応(画面や操作をデバイスに最適化させる対応)も必要不可欠です。

事業内容や業界に関する情報、研修制度やキャリア形成に関する情報など、求職者の転職活動期間に対応して、採用サイトに掲載する内容も随時更新していくこと。正しい情報を、求職者が受け取りやすい形で最大限伝えようとする姿勢が大切です。

【活用ポイント2】「分析と改善」が採用サイトの要。PDCAを回して、求職者により深く「刺さる」メッセージを

採用サイトは、現状のコンテンツを評価・分析し、PDCAを回していくことが重要です。

具体的には、サイトの訪問者数やよく閲覧されているページ、応募フォームまでたどり着いた人数、応募者数や資料請求数などの具体的な数値から、求職者が求めている情報や各ページの貢献度を探っていきます。

たとえば、FAQコーナーを設けている場合、参照回数の多い質問を見ていけば求職者が知りたがっているニーズを発見することができるでしょう。採用ターゲットのニーズをくみ取って、多く読まれている質問をコンテンツに反映するなど、求職者が入社を検討するうえで心理障壁になっている不安を払拭することが可能です。

また、採用サイトの訴求ポイントや表現方法もいくつかバリエーションをつけるとよいでしょう。成果を検証していくことで、効果を発揮する言葉や画像、求職者が重視するポイントなどが明確になっていきます。

実際、ビズリーチがデザイナー職の求人ページにおいて、訴求ポイントを「人」や「仕事」「待遇」など、いくつかの「軸」に分解しテストしたところ、応募数が3人から10人(3倍以上)に伸びました。また、訴求ポイントは同じでも、画像を変えるだけで大きく応募数が変わることもわかっています。

このように、求職者に響くメッセージや表現を検証し改善を繰り返していくことで、コンテンツの訴求精度は高まっていきます。求職者の反応を数値で測定し改善活動を続けることが重要です。

【活用ポイント3】PDCAを回す秘訣は、無理なく簡単に更新できる「環境」を作ること

PDCAによる改善を実現するには、採用サイトの更新がしやすい環境を構築することが大事です。

採用サイトの制作や管理を社内の別部門や外注先に委託した場合、更新までにタイムラグが発生してしまいます。また、改善のたびに費用がかかる場合は、その制作費が採用コストに跳ね返ってきてしまいます。しっかりとした採用ページを作成しようとすると数十万円から数百万円といった費用がかかることもあります。

そこで活躍するのがCMS(コンテンツマネジメントシステム/Contents Management System)です。CMSとは、HTMLやCSSのようなWebサイトの制作に必要な専門知識を必要とせず、テキストや画像などの必要な情報を入力するだけでWebページを作成・管理できるツールです。

採用担当者が自ら手軽に更新ができ、柔軟かつ迅速に採用ページを公開し、反応をみながら随時改善を反映できます。つまり、PDCAを安価に素早く回すことが可能になります。

CMSの利用により、採用サイトの更新にかけるコストや手間を抑えて、ほかの施策へ有意義にコストを投下するなど、戦略的な採用活動に集中する時間を確保するうえで、採用現場にいる担当者が、簡単に採用ページを更新できるメリットは大きいといえます。

【活用ポイント4】応募フォームの最適化で、「応募率を最大化」する

応募フォーム(エントリーフォーム)は、応募数の増加に直結する重要な要素です。

興味を抱き、応募フォームに入力し始めたにもかかわらず、入力途中で離脱してしまうと機会損失は非常に大きいです。一方で、応募フォームの改善だけで応募数が増えるのであれば、応募フォームの最適化は費用対効果の高い施策といえるでしょう。

応募フォームへの入力完了率を高めるためには、「採用ターゲットをいかに離脱させないか」という視点が必要です。取り組みとしては、たとえば「入力項目を減らしフォームを最小限にする」「入力の際、全角・半角の指示しない」「自動入力などのサポート機能によりミスを防ぐ」「入力エラーをわかりやすく知らせる」などが挙げられます。

応募フォームの最適化については、一般的には応募フォームの内容を「シンプルにして情報入力のストレスを軽減する」ことが重要といわれています。

もちろん、スマートフォンユーザーへの配慮・最適化も欠かせません。実際、ビズリーチではスマートフォンから応募しやすいようにフォームの内容をシンプルにしたところ、採用サイトからの応募が4倍になりました。応募フォームの現状を把握して、分析・改善を繰り返すことが肝要です。

採用ターゲットに合わせて魅力的な条件を提示し、しっかりとした採用ページを公開しているのになぜか応募数が増えない……。そのような悩みを抱えている場合、まずは「応募フォーム」を見直してみるべきかもしれません。

採用現場での採用サイト活用を強力に支援。CMS機能を備えた「HRMOS採用管理」

株式会社ビズリーチでは、「HRテックで採用を強くする」をコンセプトに、採用担当者が直感的に使用できるCMSを実装した「HRMOS採用管理」を提供しています。モバイルデバイスに最適化された画像・動画をドラッグ&ドロップで貼り付けることができ、ブログを書いているかのような感覚で採用ページを作成できます。

HRMOS採用管理で作成された求人票は各デバイスに対応
デザイナーや外注先に依頼することなく、候補者の反応を見て採用担当者が簡単に内容を変更できるのが大きな利点です。

採用サイトを作成する際、たとえば「若くして活躍できるベンチャー企業の魅力を打ち出した」A案と「女性社員の働きやすさ強調した」B案の2つのページを公開して、どちらの反応が良いのかを比べて成果の良い方を利用する、といったコンテンツ改善のPDCAを、採用担当者のみで実施することも可能です。

【採用担当者が簡単に編集できる】
【採用担当者が簡単に編集できる】

自社の魅力訴求の精度を高めるとともに、採用サイト作成業務の大幅な効率化が期待できます。

また、HRMOS採用管理では応募フォームのカスタマイズも簡単にできます。

【応募フォームの編集も容易。募集職種ごとにカスタマイズ可能】
【応募フォームの編集も容易。募集職種ごとにカスタマイズ可能】

募集職種ごとに応募フォームの内容を変更することが可能です。これらの機能により、採用担当者の採用サイトの活用を強力に支援します。

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